おうちで歯磨きといえば歯ブラシが主役ですが、実は他にもお口ケアグッズがたくさんあります。本記事では、歯ブラシに頼らず、家庭で簡単に実践できる口腔ケアのアイデアを歯科衛生士ママ目線でご紹介いたします。
実際に試してみた体験談も交えて解説します。口腔ケアの幅を広げたい方必見です!
歯ブラシだけだとダメなの?
長男は歯ブラシが大好きな時期と歯ブラシを嫌がる時期がありました。子育てをしているとそんな日々の繰り返しです。歯ブラシが大好きな時はゆっくりしっかり歯を丁寧に磨けるので、歯がツヤツヤで歯と歯の間もすっきりしていました。
しかし歯ブラシイヤイヤ期はなんだか歯と歯の間がすっきりしてないなぁと感じることがありました。歯科健診にいくと「磨き残しがある」と歯科医師に言われたこともありました。歯ブラシ以外のグッズですばやく、きれいにしたいと思っていました。
歯ブラシ以外の家庭で使える口腔ケアグッズ
歯と歯の間はだんぜんデンタルフロス
次男は食べ物の繊維が歯に挟まると、わざわざ「ママ、見て!」と得意げにみせてくるほどでした。特にえのきやほうれん草の繊維、もやしのひげなど細かい食材は、歯ブラシだけではなかなか取れません。
そこで子ども用のデンタルフロスを使い始めたところ、持ち手がカラフルで可愛く、次男も「自分でやりたい!」と積極的にケアをするようになりました。初めてフロスをした日は、歯の間がスッキリした感覚に「もう一回やって!」とリクエストされ、親子でフロスタイムが日課に。
歯科健診でも「奥歯の間まできれいに磨けていますね」と褒められ、親としても安心感が増しました。
口腔洗浄器(ウォーターフロッサー)とはどんなとき使えばいいのか
末っ子の娘が矯正治療を始めた時は、食事のたびに装置の隙間にご飯粒や野菜が詰まり、本人も「気持ち悪い」と困っていました。歯科医院で勧められたのがウォーターフロッサー。初めて使った日は、娘が「水鉄砲みたい!」と楽しみながら使い、詰まっていた食べ物が一気に取れて「すごい!」と感動していました。
矯正期間中も虫歯ゼロをキープできたのは、ウォーターフロッサーのおかげだと実感しています。
舌のケアで口臭予防!
子どもたちは、牛乳やヨーグルトを飲んだ後、「舌が白くなって気持ち悪い」とよく訴えてきます。実際、舌の表面は細かい突起が密集していて、食べかすや細菌が溜まりやすい構造です。
最初はウェットティッシュタイプの舌クリーナーを使い、指に巻いて優しく拭き取ると、白っぽい汚れがしっかり取れて「すっきりした!」と子どもたちも大満足。
最近では薬局で見つけたスポンジタイプの舌ブラシも愛用中で手軽に使えるのが好評です。舌ケアを始めてから、家族全員の口臭が気にならなくなりました。
舌ブラシの便利さに感動
私自身も患者さんに舌ブラシをおすすめしています。特に、幅広タイプやスポンジタイプなど、用途や好みに応じて選べるのが魅力です。実際に使ってみると、歯ブラシのあとにサッと舌ケアができ、手も汚れずに衛生的。個包装タイプなら外出先でも使いやすく、家族で使い分けもできて便利です。力を入れすぎず、奥から手前にやさしく動かすのがコツ。
患者さんからも「息がさっぱりした」「家族でアッカンベーして舌の色比べをするのが楽しい」といった声をいただいています。
まとめ:歯ブラシ以外も活用して親子で虫歯予防
歯ブラシだけでは落としきれない汚れが意外と多いことを、家族みんなが実感しています。毎日のケアにデンタルフロスや舌ブラシ、ウォーターフロッサーを組み合わせたことで、「歯がつるつるして気持ちいい!」「朝起きた時の口の中がさっぱりしている!」と子どもたちも自分なりの工夫を楽しんでいます。
おかげで、我が家の3人の子どもたちは乳歯・永久歯ともに虫歯ゼロを継続中。親子で一緒にケア方法を話し合い、楽しく続けてきたことが、将来への大きな財産になっていると感じます。
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