【体験談多数】子どもの仕上げ磨き卒業はいつ?必見!年齢別仕上げ磨きポイント集

口腔ケア・予防

はじめに

子どもの歯の健康を守るために欠かせない「仕上げ磨き」。
「一体いつまで続ければいいの?」「うちの子はもう自分で磨けている気がするけど…」と悩む親御さんは多いものです。

我が家の3人の子ども達も仕上げ磨きを嫌がる時期や自分で歯みがきしたくない時期など色々な経験をしてきました。

本記事では、歯科医の見解や年齢別のポイント、さらに実際の親子の体験談を多数紹介しながら、「仕上げ磨き卒業」のリアルを徹底解説します。

仕上げ磨きはいつまで?専門家の見解とその理由

歯科医推奨の「仕上げ磨き卒業年齢」

多くの歯科医は「仕上げ磨きは永久歯が生えそろう12歳ごろまで」続けるのが理想としています。小学校卒業のタイミングがひとつの目安です。

我が家の長男は小学3年生ごろに、「もうママの仕上げ磨きを終わりにしたい!」と言われました。自分できちんと磨けていれば卒業でもいいよと言いました。長男が歯磨きを終わったあとに、染め出しをして磨き残しを長男と確認しました。まだ奥歯のうち側や前歯のはぐきの境目などに磨き残しがありました。それを見て長男も「まだママにやってもらう」と自分から言い出しました。おかげでしっかり自分で磨けるようになる6年生まで仕上げ磨きをしていました。

なぜ12歳まで仕上げ磨きが必要なのか

我が家の次男はなんでも自分でやりたい性格でした。その気持ちに寄り添いたかったので、歯みがきも仕上げ磨きなしの時期が続きました。歯科医院での歯科健診で歯医者さんに「仕上げ磨きはしてないですか?」と聞かれました。❛❜生えたての永久歯や乳歯は柔らかいから虫歯になりやすい・子どもはまだ細かい歯ブラシの動きができない・生え変わりの時期は乳歯と永久歯が両方生えてる時期は歯みがきが難しい・自分で磨く習慣をつける❞理由で「小学6年生くらいまでは仕上げ磨きしてあげてくださいね」と教えてくれました。一緒に聞いてた次男も「虫歯になりたくないから、ママにも磨いてもらう!」と言ってくれました。虫歯になる前に仕上げ磨きを再開できて一安心しました。

年齢別:仕上げ磨きのポイントと親子のリアル体験

0~1歳:歯磨きデビューと慣れさせ期

まだほとんど歯が生えていない時期で虫歯のリスクも低いですがお口の中を触っておくとお口の感覚が養われてスムーズに歯みがきがスタートできます。

我が家の長男は前歯が少し生えてきたときに、歯を磨いた方がいいのか、口を触るのはまだ早いのか迷っていたら、乳児検診で歯医者さんの先生に「歯が生えてきたら、もう少しずつでも歯ブラシを使って歯を磨いてあげてね。その方が早く歯ブラシに慣れるよ」と言われました。もっと歯が生えたら、歯を磨くスタートなのだと思ったので、早くから始めたはうがいいのだと感じました。

相談例:

「最初は嫌がって泣いてばかり。でも毎日少しずつ続けていたら、1ヶ月ほどで慣れてきました。今では自分から口を開けてくれるように!」(0歳児ママ)

1~3歳:イヤイヤ期&習慣づけ期

だんだん歯の本数も増えてきて、感情も色々育ってくる時期です。

我が家の末っ子長女も歯ブラシは好きだけど、ママにやってもらうのが嫌な時期があって大変でした。最初は嫌がって磨きはじめても、「あ!ばい菌がみえた!」などひきつけるような言葉をかけると、「とって、とって!」と大きく口を開けてくれていました。飽きないようにすばやく前歯のすきま、奥歯が生えてきたら奥歯の溝もしっかり磨いていました。

相談例:

「2歳のイヤイヤ期は毎晩バトル。YouTubeで歯磨きソングを流したり、好きなぬいぐるみで“仕上げ磨きごっこ”をして乗り切りました」(2歳児パパ)

4~6歳:自分磨きスタート&親のサポート期

お菓子やジュースなど甘いものを口にすることも増え、歯の本数も増えてきて、虫歯のリスクが非常に高まる時期です。

次男は仕上げ磨きは開いてくれたのですが、甘いお菓子が好きでした。虫歯にならないか、歯科健診ではひやひやしていました。歯科健診で「歯みがきはよくできていますが、永久歯の生え変わりで、乳歯がグラグラしています。」と言われました。虫歯予防の歯みがきばかり集中していたので、乳歯がグラグラしていることに気が付きませんでした。「早い子では5歳くらいから生え変わる子がいるので、よく見てあげてください。ぐらぐらしている歯は磨きにくいので、優しく歯ブラシを当ててください」と歯ブラシ指導をしてくれました。子どもの口や歯は年々変化していくものだと、今までより注意深く歯みがきをするようになりました。

相談例

「4歳から自分で磨きたがるように。最初は仕上げを嫌がることもありましたが、“大人もチェックしてもらうから一緒にやろう”と親子で仕上げ磨きタイムにしたら、すんなり受け入れてくれるようになりました」(5歳児ママ)

6~9歳:一人磨き定着&仕上げ磨き併用期

生え変わりの歯がどんどん増えて、こどもたちの手先も器用に発達していく時期です。歯ブラシを上手に動かして磨けるようになっていきます。

長男は歯科健診に行く度に磨き残しを染め出してもらい鏡で見せてもらっていました。自分ではしっかりきれいに磨いていても染め出すと汚れが多く残っていました。磨きのこしがあるのが悔しいみたいで、毎日頑張って指摘を受けたポイントをしっかり磨くようになってきました。歯科医師の先生から「自分で苦手な部分を把握することや、磨きづらいポイントを磨く練習することも今の時期は歯医者さんに定期健診で通うメリットですよ」と言われました。息子も頑張って定期的に通っては歯みがきがどんどん上手になっていき、6年生のころには自分だけで歯みがきを仕上げて染め出しされるポイントも0でした。

私は歯みがきも上達する時期というのがあるのだなあと感心したできごとでした。

10~12歳:仕上げ磨き卒業への移行期

末っ子の娘は、自分だけが仕上げ磨きをしてもらうのが、嫌になってきてしまうことがありました。そのころ学校の歯科健診で、虫歯かもしれないところがあるから精密検査をしてくださいと学校でいわれてきました。それがとてもショックだったようで、歯科医院で虫歯のチェックをしてもらいました。虫歯ではなかったのですが、「毎日仕上げ磨きをしてもらわなくても、週に何回かは大人にチェックしてもらうといいよ」と歯医者さんにいわれ、週2回なら娘も納得して仕上げ磨きをしていくように親子で話して決めました。

子どもの自己主張も寄り添いながら、虫歯予防を親子で話し合いながら取り組んでいくことができました。

仕上げ磨き卒業の親子の取り組み

親子で乗り越えた仕上げ磨き卒業エピソード

「12歳の娘は仕上げ磨き卒業を自分で宣言。最初は心配だったけど、歯科検診で“パーフェクト!”と褒められたのが自信になったようです。今は時々“お母さん、たまにはチェックして”と自分から言ってくれます」(12歳児ママ)

「仕上げ磨きを嫌がるようになった息子に、“じゃあ今日はお母さんの歯を磨いて!”と逆リクエスト。パワフルな磨き方に笑いながらも、親子で歯の大切さを再確認できました」(10歳児ママ)

仕上げ磨きを続けるためのコツと家庭の工夫

我が家の3兄弟も仕上げをしないで、夜疲れて寝てしまう日もありました。なんとか上手に仕上げ磨きを続けられないか歯医者さんに相談したり、夫と話し合ったりしました。

そこで子どもの好きなゲームは、仕上げ磨きをしないとできないようにルールを決めました!すると、夜ご飯が食べ終わり、自分で歯を磨いたあとすぐに仕上げ磨きをしに歯ブラシを持ってきました。そしてゆっくりゲームを楽しむという習慣がつけられて、仕上げ磨き卒業まで虫歯ゼロになりました。

また高学年になってくると、習い事で夜が遅くなることもありました。習い事がない日にゆっくり仕上げ磨きをして、身体の負担や生活リズムに影響のでないように仕上げ磨きを続けていきました。

体験談

「歯磨き嫌いの息子に“仕上げ磨きしたら好きなシールを貼れる”ルールを作ったら、毎晩楽しみにしてくれるようになりました」(6歳児ママ)

中学生以降はどうする?親の役割と歯科受診のすすめ

長男は部活でくたくたになって帰ってくることがよくありました。ごはんを食べて、お風呂に入るまでで体力が限界でした。定期健診で歯医者さんに「中学生になったら、急に歯の汚れが磨けていないよ。頑張って歯みがきができる生活リズムを考えてみてね」と言われました。長男も歯が磨けないことは、自覚していました。

そこで親子で考えたのがお風呂で歯を磨くということでした。息子は身体も歯もすっきりしてこれなら続けられそうと、積極的に取り組んでいました。生活リズムが変わるときは、習慣を見直して取り入れやすいように一緒に考えてあげてよかったなと思っています。

よくある質問(Q&A)

Q. 仕上げ磨きは何歳まで絶対に必要?
A. 一般的には12歳ごろまでが目安ですが、子どもの成長や磨き方によって前後します。

Q. 仕上げ磨きを嫌がる場合はどうしたらいい?
A. 歌やごっこ遊び、スタンプ、家族で磨くなど、楽しい雰囲気づくりや工夫を重ねてみましょう。

Q. 仕上げ磨き卒業後の虫歯予防は?
A. 定期的な歯科検診、食生活の見直し、フロスの活用など、家庭でできるケアとプロのサポートを組み合わせましょう。

編集後記

本記事では、歯科医の推奨とともに、実際に我が家の体験談や相談例を多数盛り込みました。
「うちの子は大丈夫かな?」と不安な方も、ぜひ親子で話し合いながら、無理なく仕上げ磨き卒業を目指してください。

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