初めての赤ちゃん歯科受診、何をする?持ち物と心構え

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赤ちゃんの初めての歯科受診は、親にとっても大きなイベントです。「どんなことをするの?」「何を持っていけばいい?」と不安や疑問でいっぱいになる方も多いでしょう。

我が家も、長男が初めての歯医者さんの健診の日は何を用意したり、何時ごろ予約したらいいのか、食事はしてからのほうがいいのか、まったくわかりませんでした。

この記事では、実際の体験談とともに、初診の流れや持ち物、心構えについて詳しくお伝えします。

赤ちゃんの歯科デビューはいつがベスト?

受診のタイミングと理由

赤ちゃんの歯科デビューは、最初の乳歯が生え始める頃が目安とされています。多くの歯科医院では、歯が生え始めたら受診を勧めており、早い段階でお口の健康状態をチェックすることが大切です。

長男の時は、生後6か月ごろに前歯が生えてきたので、歯科健診を予約しました。すると歯科医師からは、「この時期の健診は虫歯のチェックだけではなくて、口の成長や粘膜の異常などのチェック・舌の位置なども確認できるので、早く来てくれてよかったよ」と言われました。前歯が少し生えたくらいで行っていいのかなと思っていたので、安心して通院し始めることができました。以来、次男・末っ子の長女も早くから歯医者さんで歯科健診をしてもらっています。

小児歯科選びのポイント

赤ちゃんの診察に慣れている小児歯科を選ぶと、スタッフも親子に寄り添った対応をしてくれるため安心です。

色々な歯科医院があり、待合室にキッズスペースがあったり、子どもがリラックスできる雰囲気だったり、受診ができたら❛❜ガチャガチャ❛❜ができたり工夫されています。口コミや評判を参考に、信頼できる歯科医院を見つけることも大切です。

我が家が通っている歯医者さんは、口育士がいたり、保育士さんがいて、受診する子以外の子どもを診療中見ていてくれます。受診する子だけに集中して、先生や歯科衛生士の話しを聞けるので、おすすめです。

初めての歯科受診で何をする?

診察の流れと内容

初診では、まず受付で問診票を記入します。母子手帳や保険証を提示し、これまでの成長や健康状態を共有します。その後、歯科医師が赤ちゃんのお口の中をチェック。虫歯や歯ぐきの異常、歯の生え方を丁寧に診てもらいます。またお口の機能のチェックも当院では行います。唇の形、小帯(唇のうらの筋や、べろの下の筋)をチェックします。

長男がはじめて歯医者さんに行ったときは、赤ちゃんを抱っこしながら問診票を記入するのが大変だったので、そこの歯医者さんはホームページに問診票がダウンロードできるタイプだったので、家で記入してから持っていきました。そのおかげで、受付処理がスムーズにできました。

フッ素塗布やケアのアドバイス

必要に応じてフッ素塗布が行われることもあります。フッ素は歯を強くし、虫歯予防に役立つため、早い段階での塗布が推奨されています。

次男が初めての歯医者さんの受診の時は、歯科医師のチェックは異常なかったので、すぐに終わったのですが、その後歯科衛生士の食指導や歯ブラシの当て方のチェックなど、日頃子どもの歯について困っていることを寄り添って聞いてくれました。甘いものが好きな次男だったので、フッ素も塗ってくれて、とても頼りになる存在ができて安心しました。

持ち物リストと準備のコツ

必ず持っていくべきもの

我が家の場合は子どもが3人いるので、それぞれセットになっています。サッと持ち出せてとても便利です。厚いクリアファイルタイプのものに、保険証・子ども医療券をはさんでいます。それを子ども別に、母子手帳・お薬手帳と一緒にポーチに入れておきます。

誰が受診するかで、そのポーチごと持っていけば、病院で受診に必要なものはすべてそろいます。

あると便利なアイテム

長男は、日頃から気持ちを落ち着かせるときは、お気に入りのタオルを顔に当てると落ち着きました。歯医者さんにもタオルを持っていきました。すると自分から泣かずにタオルを持って、無事健診を終えることができました。また健診が終わった後は緊張したのか、「のど乾いた!」というので、持ってきたマグにお水をいれてきたので、それを飲ませてあげました。機嫌よく終えられてよかったです。

次男の時はよだれが多く出る時期がありました。外出のときには、口をふくガーゼやスタイが欠かせませんでした。歯医者さんにも持っていってよかったです。家で歯を磨くときに次男はよく動いてしっかり磨けないときがありました。日頃の困ったことなどをメモにして歯医者さんに入った時に忘れずに聞けるようにしていました。歯医者さんに行くと私も何か伝えたいことがあってもうっかり忘れてしまうことがあったので、メモを持っていくようにしました。

親子で安心して受診するための心構え

赤ちゃんの気持ちに寄り添う

初めての場所や人に緊張してしまうのは大人も子どもも同じです。「泣いたらどうしよう」と親のほうも不安です。

末っ子の娘は、場所見知りがひどい時期がありました。どこへいっても慣れるまで泣いたり、私の後ろに隠れたり大変でした。通っている歯医者さんで、「いつもと違うところで不安がるのは当然だよ。きちんと感情が育っている証拠だよ。」と声をかけてくれました。その一言で私もとてもホッとして、思わず笑顔になりました。すると娘も安心したのか、先生に口を開けてくれました。

終わったあとは先生が「頑張って口開けて偉かったね!よくできました!」とほめてくれました。その時の誇らしげな娘の顔は今でもよく覚えています。

歯科医院とのコミュニケーションを大切に

我が家の子ども3人それぞれ、歯医者さんで泣いたり、騒いだり、口を開けなかったりと色々な時期がありました。そのたびに歯科医師の先生や歯科衛生士、保育士のスタッフの方たちが色々対応を考えてくれました。家に帰ってくると、歯医者さん大好き!と3人とも喜んでいました。親としては、ご迷惑おかけしていないか気になりますが、子どもが嫌がっていないことが一番うれしいことです。今でも定期健診に通い続けているのは、歯科医院とのいい関係を作れているからかなと感じています。些細なことも相談に乗ってくれる歯医者さんに出会えてよかったなと感謝しています。

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