バタバタ育児でも続けられる!今日から始めるたった1分の「口育」トレーニング術

舌・あご・口腔機能の発達

「口育が大事なのは知っているけれど、毎日が忙しすぎてそこまで手が回らない…。」
そんな悩みは、かつての私自身のものでもありました。

3人の子どもを育てながら、毎朝お弁当を作り、洗濯をして、通園準備で戦争のような時間。夜は仕事帰りに夕飯の支度とお風呂、寝かせつけ。1日はあっという間に終わってしまいます。

でもある日、ふと気づいたのです。「完璧じゃなくていい、1分でも❛できるときにやる❜だけで、子どものお口はちゃんと育っていく」ということに。

「もぐもぐできたね」のひと声が魔法みたいだった

ある日の夕食時、4歳の末っ子がテレビを見ながらご飯を丸飲みしていたのを見て、
思わず「もっとよく噛もうね」とつい注意しました。すると、「もう噛んだもん」とムスッとした顔の娘。

次の食事では「今日のごはん、上手にもぐもぐできたね!」と褒める言葉にチェンジ。すると「見てて!わたしもっと噛むよ!」と笑顔になったのです。

たった一言で、子どもがお口を意識して動かすようになり、あごの発達や歯並びの改善にもつながる兆しが見えました。

❛❜注意❛❜より❛❜共感と称賛❛❜のひと声。これが家庭での口育の第一歩なのだと実感しました。

それからは「もぐもぐできたね」が我が家の魔法の言葉になり、
食事中のお口の動きが、目に見えて変わっていきました。

歯みがき前の“ペロペロ体操”で朝が楽しくなった

朝の時間ほど慌ただしいものはありません。「早く歯みがきして!」「もう行く時間だよ!」の連続で、気づけば叱ってばかり。

そんな時に出会ったのが、「舌の動きは遊びの中で鍛えられる」という講習会での言葉でした。

試しに、歯みがき前に「ペロペロ体操」を取り入れてみたのです。鏡の前で舌を右左に動かしてみたりほっぺを押したりして、「どっちが早くできるか競争!」と遊びに変えました。

これが想像以上の効果を発揮。歯みがきを嫌がっていた子が「ペロペロやるー!」と笑顔で参加するようになりました。

さらに習慣化すると、長男の❛❜お口ぽかん❛❜が減り、滑舌まで改善するという予想外の成果も。

短時間でも継続すれば、舌やあごの筋肉が育ち、自然な鼻呼吸や正しい発音につながるのです。

朝のバタバタの中に笑顔が増えて、
それが私自身の気持ちをラクにしてくれました。

風船あそびで変わった“お口ポカン”

夜のくつろぎ時間、ふと見ると次男の口がいつも開いたまま。寝る前に「のどが渇いた~」ということも増えていました。

これは❛❜口呼吸❛❜が癖になっているサイン。歯並びや風邪のリスクにも関わるため、早めの対応が必要です。

歯科診療で学んだ鼻呼吸トレーニングを応用し、家庭では「風船あそび」を導入しました。

お風呂上りに「風船ふくらませ大会」スタート!最初は空気が漏れて苦戦していた次男も、数日後には3人兄弟の中で一番上手になっていました。本人もとてもうれしそうにしていたのをよく覚えています。

また風船を使えない時は、口に空気をためて、「くち風船」をするだけでも大丈夫です。頬を押しても空気が漏れないように唇を閉じようとすると、自然と口周りの筋肉が鍛えられます。

続けていくうちに、くつろぎタイムや寝るときの「おくちぽかん」が減り、朝の口の乾燥も気にならなくなりました。

まさに、遊びながらできる最高のトレーニングです

子どもの変化を感じた時、
「続けてよかった」と心の底から思いました。

おわりに

口育は特別な時間を取ることではなく、毎日の生活の中で自然に取り入れられる習慣です。「もぐもぐできたね」「ペロペロ体操しよう」「風船名人だね!」といった親のひと言が、子どものお口の発達を支える大切な一歩になります。
忙しい日々の中でも、たった1分の積み重ねが未来の健康を育てます。もし今、「そんな余裕ない!」と感じている方がいても大丈夫です。あなたの何気ない行動や言葉が、実はもう「お口の成長サポート」になっています。

今日の食卓で「上手にもごもぐできたね」と声をかけてみてください。その瞬間から、あなたの家でも口育がスタートします。

完璧じゃなくていい。
“母親だからこそできる小さな工夫”こそが、
子どもの未来の健康につながるんだ
と、
私は毎日、3人の子どもたちから教わっています。

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