歯科衛生士ママが伝える!「家族の笑顔を守る」歯医者さんとの上手な付き合い方

口腔ケア・予防

はじめに

こんにちは、現役の歯科衛生士であり、3児の母でもある私が、日々の現場や子育て経験から実感した「歯医者さんとの上手な付き合い方」をお伝えします。家族の健康を守るために、歯科医院との関係をどう築けばいいのか、実体験も交えながら詳しくご紹介します。

歯医者さんとの関係づくりの基本

歯科医院は「怖い場所」じゃない

私自身、子どもを連れて歯科医院に行くとき、最初は「泣いたらどうしよう」「迷惑をかけないかな」と不安でした。しかし、実際に現場で働くと、多くの歯科医院が小さなお子さんやママに配慮した工夫をしていることに気づきました。

たとえば、キッズスペースや託児サービスを設けている医院も増えています。私の勤務先でも、保育士資格を持つスタッフが常駐し、診療中は子どもを預かるサービスを提供しています。これにより、ママも安心して治療に専念できる環境が整っています。

私も目下保育士資格勉強中です。まだまだ全教科合格は難しいですが。笑

信頼関係がすべてのスタート

歯科医院との信頼関係は、患者さん側からも積極的に築くことが大切です。私が患者として通うときも、疑問や不安は遠慮せずに質問するようにしています。「治療内容がよく分からない」「子どもが怖がっている」など、どんな小さなことでも相談することで、スタッフもより丁寧に対応してくれます。

お母さんがどんなことに日常困っているのかわかると、こちらも対応しやすいです。

歯科衛生士ママの体験談:子連れ通院のリアル

子どもが泣くのは当たり前!気にしすぎないで

私の長男は、初めての歯医者で大泣きしました。診療台に座るだけでパニック状態。正直、私も「周りに迷惑かも」と焦りました。しかし、歯科衛生士としての立場から言わせていただくと、子どもが泣くのはよくあることです。スタッフも慣れていますし、無理に治療を進めることはありません。

特にうちの院長の方針で3歳までの大泣きの記憶はトラウマになりづらいとの脳科学の見解をもとに泣いても短時間でケアをして、最後は笑って医院から帰ってもらってます。

また子どものペースに合わせて診療を進めるよう心がけています。まずは診療室の雰囲気に慣れてもらい、ママさんと一緒に診療台に座ってもらい、口を開ける練習から始めることも多いです。ママ自身がリラックスしていると、子どもも安心しやすいですよ。

託児サービスやキッズスペースを活用しよう

最近は、託児サービスを導入する歯科医院が増えています。下のおこさんを保育士に預かってもらい、上のお子さんに寄り添い安心して治療を受けることができます。

事前予約が必要な場合や、有料のケースもあるので、事前に確認しておくとスムーズです。

歯科医院との上手なコミュニケーション術

事前の情報共有がポイント

治療やクリーニングの際、気になることや体調の変化は遠慮なく伝えましょう。患者さんの中には、妊娠中に歯科治療を受けた際、「つわりがあるので仰向けがつらい」と伝えていただいたので体勢を工夫して診察しました。

妊婦さんや小さなお子さん連れの場合は、特に配慮が必要です。事前に伝えることで、無理のない診療が受けられます。

歯科衛生士は「相談役」

歯科衛生士は、患者さんの悩みや疑問に寄り添う存在です。私が担当する患者さんからは、「歯磨きが苦手」「子どもが仕上げ磨きを嫌がる」など、日常の悩みをよく相談されます。そのたびに、実体験を交えてアドバイスをしています。

たとえば、我が家では「歯磨きタイムはお気に入りの音楽をかける」「ぬいぐるみと一緒に磨く」など、遊び感覚で取り組む工夫をしています。こうしたアイデアは、現場でもよく喜ばれます。

家族みんなで通いやすい歯科医院の選び方

通いやすさと雰囲気を重視

私が歯科医院を選ぶときに重視しているのは、「通いやすさ」と「スタッフの雰囲気」です。子連れの場合、アクセスの良さや駐車場の有無も大切ですし、スタッフが親切かどうかは通院のモチベーションに大きく影響します。

実際、私が以前通っていた歯科医院は、受付の方がいつも笑顔で迎えてくれ、子どもにも優しく声をかけてくれました。そのおかげで、子どもも「歯医者さん=怖い場所」というイメージを持たずに済みました。

予約の取りやすさもポイント

子育て中は予定が変わりやすいもの。急な発熱や用事で予約を変更せざるを得ないこともあります。そんなとき、柔軟に対応してくれる歯科医院はとても助かります。私の勤務先でも、子連れママの予約変更にはできるだけ配慮しています。

歯科医院との長いお付き合いのコツ

定期検診を「家族の行事」に

歯科衛生士として強くおすすめしたいのが、定期検診の習慣化です。私の家族では、半年に一度の定期検診を「家族のイベント」として予定に組み込んでいます。子どもたちも「今日は歯医者さんに行く日!」と楽しみにするようになりました。

定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・予防ができ、将来的な治療の負担も減ります。家族みんなで通うことで、子どもも自然と歯科医院に慣れていきます。

歯科衛生士の視点から伝えたいこと

歯科医院は「痛くなったら行く場所」ではなく、「健康を守るために通う場所」です。私自身、子どもが小さいうちは「忙しいから後回し」となりがちでしたが、定期的に通うことで家族全員の健康意識が高まりました。

歯医者さんとの関係で困ったときは?

スタッフとの相性も大事

どんなに評判の良い歯科医院でも、スタッフや先生との相性が合わないと感じることもあります。私も過去に、「説明が分かりにくい」「質問しづらい」と感じたことがありました。そんなときは、無理せず他の医院を検討するのも一つの方法です。

また、担当の歯科衛生士や先生を指名できる医院も増えています。自分や子どもが安心できるスタッフを見つけることで、通院がぐっと楽になります。

悩みは一人で抱え込まない

歯科医院での悩みや不安は、一人で抱え込まず、スタッフに相談しましょう。私自身、患者さんから「こんなこと聞いてもいいのかな?」と遠慮がちに相談されることがありますが、どんな内容でも大歓迎です。スタッフも患者さんの声を聞くことで、よりよいサービスを提供できるよう努力しています。

まとめ:家族の健康を守るために

歯科医院との上手な付き合い方は、「信頼関係」「コミュニケーション」「無理のない通院スタイル」がポイントです。私自身の経験からも、歯医者さんは家族の健康を守る大切なパートナーだと実感しています。

子どもが泣いても大丈夫、質問や相談はどんどんしてOK。家族みんなで楽しく、無理なく通える歯科医院を見つけて、笑顔あふれる毎日を送りましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたとご家族の歯の健康を心から応援しています!

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