毎晩の仕上げ磨きで子どもが全力抵抗する姿にうんざりしたこと、ありますよね。私も子育て真っ最中、上2人が毎回大騒ぎで歯ブラシを投げ捨て、親子でバトル状態の日々が続きました。専門家なのに毎回失敗続きで、夜中にため息ばかりかいていました。
そんなある夜、鏡の前で自分の顔を見てハッっとしました。眉間にシワを寄せてガチガチの表情、手もキンキンに冷たいんです。そこから磨く前にひと呼吸置くように変えたら、子どもが不思議と体を預けてくるようになりました。
実は子どもの口の育ちは、道具や知識より親の穏やかさが一番大事。今回はキッチンやリビングでサッとできる、親の体ほぐしワザをいくつか紹介します。これで歯みがきが遊びみたいに変わりますよ。実際うちでは「次はママの番ね!」と順番待ちになったこともありました。
温かい手の効果
ぽかぽかの手で子どもを油断させるコツ
赤ちゃんの頃から抱っこやおむつ替えで感じる手の温かさって、子どもにとって「ママの安心ゾーン」のサインそのもの。仕上げ磨きで冷たい指が頬にあたると、ビクッとして口をグッっと閉じて、体がのけぞって逃げ腰に。特に一番下の子はベロをべーと出して、「歯ブラシ入れないで」のオーラ全開でした。
温かい手で軽く頬を包むだけで、ガードがスルッとほどけます。試しに今晩、親子でお風呂あがりに手のひらチェックを。冷えてたら次のステップへGOです。この感触だけで、磨き抵抗が半減した家庭多数でしたよ。
手が冷たい本当の理由と即効温め方
冷え性だと思いきや、夕方バタバタの家事ラッシュで体が「戦闘モード」に入っているだけ。血液が大事な内臓に集中して、手足に血液がめぐっていない状態に。イラっと来たらさらに悪化、子どもにバレバレです。
体を「リラックスモード」に切り替えると、手足ポカポカ復活。声も穏やかにゆったり、目つきも優しくなるんです。我が家の実験で、夕飯を作ってる最中にこのリラックスモードのスイッチをONにしたら子ども達が寄ってきて、「ママ、あったかーい!」って。心のスイッチが手のヒーターになるんです。
仕上げ磨き30秒前の魔法:3ステップ
ステップ1:鼻息3回で頭空っぽ
鼻からスーハー4秒吸い、口からフッー8秒吐きを3セット。夕方のモヤモヤが吹き飛び、体がフワッと軽く。子どもも真似しだして一緒にリズム取ってきます。
ステップ2:てのひらスリスリ10秒
手のひら同士を10秒こすり合わせるだけでポカポカになった手を子どものほっぺや耳に優しく触れると自然と子どもが笑顔に。これで子どもも防御態勢解除して、大きくお口を開けてくれます。
ステップ3:ニコニコ目線で合図
しゃがんで子どもと目線を合わせ「よし!歯みがき冒険スタート!」ってウィンク。うちの子は毎回クスクス笑ってお口を開け待ち。言葉いらずの表情マジックです。トータル30秒で親子スイッチ切り替え完了。夕食後すぐに試せます。
ラベンダー1滴で部屋が温泉気分
リビングで仕上げ磨きスペースの床にラベンダーオイルを1滴落としたティッシュを1枚ポン。親がフッーっと嗅ぐだけで肩から力が抜け、子どもも匂いに釣られて近寄ってきます。寝室の定番の香りなだけに。刷り込み効果抜群。小さじ1杯の水に混ぜてスプレー瓶にしても◎ 磨き終わりに部屋にシュッとすれば、翌朝までリラックス残香。肌への直塗りは絶対にNG、換気を忘れずに。我が家の失敗談は最初は多めのオイルにしてしまい、子ども達が咳き込んでしまいました。ごく少量、薄目で十分効果があることを学びました。うすめにしたら大成功でした。

BGMで親子モードをゆったりチェンジ
スマホからサッと流すだけで、部屋のピリッとした空気が、ゆるやかな温かい雰囲気に様変わり。速いビートはNG。ゆったりリズムが親の肩の力をフッと自然に落としてくれます。うちの夕方のイライラタイム、最初は波の音からスタートしたら子どもが床にゴロンって寝転がって待機モードに。
おすすめプレイリスト:
波の音:https://youtube.com/shorts/geIRK4OYjH0?si=gTTCaOFAYrlThrJv
ピアノクラシック:https://youtube.com/watch?v=6Zs-m0gvAfM&si=aLPf0skczUIoiJd_
キラキラオルゴール:https://youtube.com/watch?v=rGAUnk4D1iE&si=0OEtCMVHL_rrTz4w
音量はささやき声レベルで十分。保育園帰りのグズグズ解消に最高で、慣れてくると子どもが「音楽かけてー」ってリクエストしてきます。TVドラマやニュースのドタバタ音はオフ。、赤ちゃんにはさらに小さめに設定しましょうね。
キッチンで1分でできる体ポキポキほぐし
夕飯片付け中にサクッとやって、手がポカポカ、顔がニコニコに変身。子どもに見せながらやると真似して大爆笑タイムに変わります。
肩クルクル1分チャレンジ
背中をピンとして肩をグイッと耳に寄せて5秒ガマン。
ドスンと落として、後ろ5回→前5回ぐるぐる。うちの子たちは私が肩を回しているのをみて、「ママおさるさんみたい!」って大笑い!首のガチガチがとれて、歯みがき時のイラつき激減。噛みしめ防止にも効きます。

胸パカポン30秒
両手を後ろでガッチリ組んで胸を突き出し、鼻で深く深呼吸をして胸を膨らませます。血が手足にスーっと流れて冷え知らずに。表情まで明るくなって子どもが「ママ元気だねー!」って寄ってきますよ。
親がゆるむと子どもの口が育ちやすいワケ
親がリラックスしてゆるむと手がポカポカしてニコニコ笑顔でイヤイヤな子どものあごの筋肉がゆるみ、口が開きやすくなるんです。歯ブラシが入りやすくなって虫歯予防になって、しっかり口が開くことで開口筋肉が鍛えられ、しっかり噛むことができて、将来の歯並びも安定していきます。
我が家の長男も最初は口に力が入って、なかなか開きませんでしたが、親がゆるむとそのあとはガバッと口を開けてくれていました。
鼻呼吸が定着して風邪をひきにくくなり、姿勢もシャキッと。リラックス習慣が遊び感覚の歯みがきを生んで、口周り全体が元気に育つんです。
毎日の積み重ねで子ども子どもの「強い口」作りが進みます。
イラっとしても明日リトライでOK!
バタバタで怒鳴っちゃった夜?全然気にしないで。うちなんか週3で爆発していたこともありましたが、翌朝「今日はいけるかな」って深呼吸だけ試したら徐々に力が抜けてきました。育児はマラソン、毎日100点じゃなく50点キープで勝ちです。ゆるーく続けるだけで子どもが「ママの手あったかいなあ」って気づきます。小さな成功体験が親子の信頼を少しづつ積み上げます。失敗上等!笑って次行こう!!
歯みがきを「今日の話し聞かせて」タイムに
我が家では3人の子どものそれぞれの今日の話しを聞く時間を歯ブラシタイムにあてていました。歯を磨きながら「今日保育園で何して遊んだの?」「おやつ今日は何が出たの?」って聞くと、子どももポロポロ話しだして口をあーんと開いてくれます。我が家はこの作戦を導入後、抵抗ゼロ&親子トーク激増。もはや歯ブラシがマイク代わりになっていました。
歯の汚れ落としついでに一日の親子の心のキャッチボール、最高の夜ルーティンに大変身。子どもが「明日も話すね!お話しきいてね!」ってワクワク寝かせつけ完了です。
今日から親のほぐしで歯みがき革命!
手ポカポカ&深呼吸で子どもガード解除
香り・音・ストレッチで部屋をリラックススペース完成です。トークを混ぜて愛情満載タイムを楽しんでみてください。無理せず1つからトライ、うちみたいに子ども主導の楽しい習慣に変わります。あなたの温かいぬくもりが子どもの口育をグングン後押しするでしょう!


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