口の中が乾きやすい子どもへの保湿&唾液分泌アップ術

子どもの口の中が乾きやすいと、虫歯や口臭、口内炎などさまざまなトラブルにつながることがあります。

私の息子も冬になると「お口がカラカラする」「唇がひび割れて痛い」と訴えることが多く、親としてどうサポートすればいいのか悩みました。

この記事では、実体験を交えながら、子どもの口腔乾燥対策や唾液分泌を促すコツ、家庭でできる保湿ケアについて詳しくご紹介します。

なぜ子どもの口が乾きやすくなるのか

季節や生活習慣の影響

冬場の乾燥した空気や、エアコンの使用、マスク生活などが子どもの口腔乾燥を引き起こしやすくします。また、鼻づまりによる口呼吸や、水分摂取が少ない生活も大きな要因です。

私の子どももアレルギー性鼻炎があり、鼻づまりで口呼吸が増えると、口の中が乾きやすくなります。

唾液の役割と分泌が減るリスク

唾液は、口の中の自浄作用や虫歯予防、食べ物の消化など多くの役割を担っています。唾液が減ると、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や口臭、口内炎のリスクが高まります。

私の息子も、口が乾きやすい時期は歯ぐきが赤くなりやすく、歯科医院で「唾液の量を増やす工夫をしてみてください」とアドバイスを受けました。

口腔内の保湿ケアの工夫

リップクリームや保湿剤の活用

唇や口の周りが乾燥しやすい場合は、リップクリームや保湿剤を活用しましょう。ただし、子どもはすぐに舐めてしまうことが多いので、寝る前や朝起きた直後など、無意識の時間帯に塗ると効果的です。

私も子どもが寝ている間にリップクリームを塗るようにしたところ、ひび割れがかなり軽減しました。

マスクで湿度を保つ

外出時や乾燥が気になる時は、紙マスクを活用するのもおすすめです。マスクをつけることで口周りの湿度が保たれ、唇や口の中の乾燥が和らぎます。

特に冬場は、マスクをつけていると唇を舐める回数も減り、保湿効果が実感できました。

加湿器や室内環境の工夫

部屋の湿度を保つことも大切です。加湿器を使って湿度を適度に保つだけでなく、洗濯物を室内に干すなど、簡単な工夫で乾燥を防ぐことができます。

私の家では、寝室に加湿器を置いたことで、朝起きた時の口の乾きがかなり改善しました。

唾液分泌を促すための生活習慣

水分補給をこまめに

唾液の分泌を促すには、こまめな水分補給が欠かせません。特に食事の合間や起床後、就寝前など、意識して水や白湯を飲む習慣をつけましょう。

私の子どもは水筒を持ち歩くようにしたことで、自然と水分摂取量が増え、口の乾きが気にならなくなりました。

よく噛んで食べる

食事の際は、よく噛んで食べることで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が増えます。柔らかいものばかりでなく、噛みごたえのある食材を取り入れるのもおすすめです。

私の家庭では、野菜スティックやおにぎりを大きめに握るなど、噛む回数が増える工夫をしています。

ガムや昆布で唾液腺を刺激

ガムを噛める年齢の子どもには、キシリトール入りのガムや、だし昆布を口に含むことで唾液腺が刺激され、唾液分泌が促進されます。

私も子どもと一緒にガムトレーニングを試したところ、「お口が潤う感じがする」と喜んでいました。

舌や口周りの体操

舌を大きく動かす運動や「あいうべ体操」など、口周りの筋肉を鍛える体操も効果的です。舌を前に出したり、唇をなめるように回したりすることで、唾液腺が活性化されます。

食前に親子で「あいうべ体操」を取り入れると、食事中の唾液分泌がスムーズになりました。

リラックスする時間を作る

ストレスや緊張が続くと、唾液の分泌が減りやすくなります。お子さんがリラックスできる時間や、好きな遊びを取り入れて、心身ともにゆったりと過ごすことも大切です。

口呼吸の改善も大切

鼻呼吸を促すトレーニング

鼻づまりなどで口呼吸が増えている場合は、鼻呼吸を促すトレーニングも有効です。深呼吸や鼻を通すエクササイズ、ガムトレーニングなどを取り入れることで、自然と口呼吸が減り、口腔乾燥の予防につながります。

睡眠時の工夫

寝ている間の口呼吸対策として、枕の高さを調整したり、鼻づまりがひどい場合は耳鼻科に相談するのもおすすめです。

私の子どもは、寝る前に鼻の通りを良くするためのスチーム吸入を取り入れたところ、朝の口の渇きが軽減しました。

体験談:我が家の乾燥対策チャレンジ

冬になると息子の唇がひび割れ、口の中もカラカラになりがちでした。最初はリップクリームや保湿剤を塗っても、すぐに舐めてしまい効果を感じられませんでしたが、寝る前と朝起きた時に塗るようにしたら、ひび割れが改善。加湿器を使い始めてからは、朝の口の乾きもだいぶ和らぎました。

また、食事の時に「よく噛んで食べようね」と声をかけたり、キシリトールガムをおやつに取り入れたり、親子で「あいうべ体操」を続けることで、息子自身も「お口が潤ってきた」と実感できるようになりました。水筒を持ち歩く習慣も、外出先や学校でも口の乾きを防ぐのに役立っています。

まとめ

子どもの口が乾きやすいと感じたら、まずは生活環境や習慣を見直し、保湿と唾液分泌アップの工夫を取り入れてみましょう。

リップクリームやマスク、加湿器などで外部からの乾燥を防ぎつつ、よく噛む食事や舌体操、水分補給、リラックスした時間を意識することで、口腔内の潤いを保つことができます。家族みんなで楽しく続けられる方法を見つけて、健やかな口腔環境を守りましょう。

(この記事は実体験と最新の歯科・医療情報をもとに執筆しています。気になる症状が続く場合は、必ず歯科医師や小児科医にご相談ください。)

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